地盤沈下は、地盤が圧縮され、沈んでいく現象で、典型七公害の1つです。
地盤沈下が起こる原因としては、もともと水田だった土地や干拓地などの軟弱地盤の場合や、土中に異物が入っている場合など様々な例があります。
(下図は、その一例です。)
このような土地に建築物が構築されると地耐力を超えて荷重がかかるので地盤沈下が起こることがあります。
また、場所によって沈下量がことなる地盤沈下を不同沈下(ふどうちんか)もしくは不等沈下(ふとうちんか)といいます。
このような場合、建物が傾いたり路面に凹凸や亀裂を生じるなど、地盤沈下の中でも大きな問題となっています。
具体的に、建物が傾けば、「建具や窓が閉まらない」「壁にヒビが入る」「基礎にヒビが入る」など耐震性にまで関わる家の問題が起こることや、住む方にとって不便で不快なだけではなく体調に変調をきたす例もあります。
(不同沈下の事例として最も有名な建物はイタリアのピサ大聖堂の鐘楼ピサの斜塔があります。)
地盤沈下対策協会では、建具が閉まらないなど症状がでたら、地盤沈下の可能性を考えて一度お調べになることおすすめしております。